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宮床湿原情報

宮床湿原の最新情報です。週1回以上更新できると良いなと思っています。
ドット12月2日

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12月2日の宮床湿原

 3週間ぶりの湿原入りとなかなか来られない日が続いていました。
 南郷スキー場まではさほど積雪がなかったものの、さすがに湿原に入ると10cm程度の積雪がありました。湿原を見渡すと、木々の葉はほとんどが落ちきり、常緑のササ、イヌツゲの色さえもモノクロに見える白と黒の世界でした。今日以降は天候が悪くなる(降雪など)予報となっていますので、おそらく今年最後の湿原入りであると思われます。
 個々の植物の状態などは写真をご覧いただき、判断ください。
 植物の紹介に誤りのある場合もありますので温かい目でご覧ください。
<画像クリックで大きな写真が表示されます>

南郷スキー場ゲレンデに登る途中で見つけたエゾユズリハ。今回初めて見つけたものですが、特に目立つ木ではないため、周りに葉の無い冬枯れのこの時期以外では気づくことができない植物の一つだと思います。

葉柄(ようへい:葉と茎をつなぐところ)の赤い色合いが簡単な判別の基準になると思います。
宮床湿原の入り口です。クマ注意の看板がありますが、今年私が遭遇することはありませんでした。

石碑が示すとおり、宮床湿原は駒止湿原同様「ふくしま緑の百景」の一つです。
湿原への登山道。
「栗のイガがまだついている」とよく見てみるとヤマザクラでしょうか枝に引っかかっているだけでした。2枚目の写真はカエデの翼果が引っかかっていたところです。

登山道で見つけた光景。
ヤマアジサイ
アブラチャンにかろうじて実がついていました。
何の植物かわからなかったのですが、ツルの巻き方向、記憶の中の葉の形状からオニドコロではないかという結論に達しました。

オニドコロは漢字で鬼野老。野老(トコロ)は海老と同様に老人のヒゲにたとえ、長寿を願ったもの。
雪化粧が美しいムラサキシキブ
ヤマウルシ
クロモジ
宮床湿原登山道の頂上付近。
案内図も雪化粧
このキノコはサルノコシカケでしょうか?種別不明です。
クルマバハグマ
動物のフンです。

2枚目の写真が主の足跡と思われます。キツネかな?
宮床湿原入り口
ハイイヌツゲ
湿原周囲の山もうっすらと雪景色。
湿原看板付近までは人の足跡があったのですが、看板から先は写真のように未踏でした。
湿原の雪景色。白と黒の世界は静けさの世界でもあった。
木道終端付近のいつもかん水しているところ。水で雪が消えているが氷が張っていた。
ミズゴケ(詳細な種類はわかりません。)が雪の間から見えました。

文献の裏付けはとっていませんが、湿原の価値はミズゴケの種類で決まり、福島県内で一番種類が多いところが尾瀬(30数種類)、次いで宮床湿原(10数種類)と聞いています。
湿原内についたばかりの足跡を見つけました。足跡からカモシカあるいはニホンジカのいずれかのものと思われます。この足跡は湿原の周遊路にもついていました。
木道の終端部。
ハンノキ。実の色は緑から褐色に変わっていました。冬空によく似合う風景です。
これはハクウンボクの実だと思います。

ハクウンボクの葉はさわり心地がふんわりとした優しいさわり心地です。
サワフタギの実だと思います。写真では褐色ですが、実物はサワフタギの実独特のルリ色が見て取れました。
幹径が2mほどもある宮床湿原を見守るミズナラの大木。存在感は圧倒的です。
相思相愛の樹から見た湿原と相思相愛の樹。落葉によってブナとセンノキがどのような状態で支え合って(絡み合って)いるのかがよくわかります。
ノウサギの足跡と思われます。30年ほど前は本当にどこでも見かけたのですが、今では里で見かけることはありません。

生息していることに安心感を覚えます。
サルノコシカケ。
コマユミの実
湿原の周遊路でやっと見かけたエゾユズリハ。湿原ではこの株の近くにもう一株を見かけただけで、ほかには確認できませんでした。
ガマズミの実。雪景色に赤い実が良く映えます。
ノリウツギ
湿原から南郷スキー場(伝上山)に続く道。今年も一度も行くことはありませんでした。湿原の植物を知るためにも一度は行っておきたいと思っています。
木道終端から湿原入り口方向を見たところ。湿原の雪、周囲の雪、青空、美しい。
ヤマモミジでしょうか、翼果が残っていました。
湿原から下山途中で見つけた高さ5cmくらいの霜柱。
これも下山中に見つけた常緑のコマユミ。コマユミは常緑ではないのですが、写真のような若いものは常緑であることが多いようです。
車で帰る途中で見つけたミヤマシキミ(ツルシキミ?)と思われる植物。


ミカンの仲間は南郷ではキハダだけと聞いていましたので、ヒメモチかミヤマシキミかで迷っています。

葉を採ってにおいを嗅げばわかるのでしょうが、撮影中に車が来たため移動を余儀なくされ、においによる判別はできませんでした。
ナナカマドの実
パノラマ写真で見る宮床湿原です。
 植物のある時期の湿原がとても良いのは当然ですが、この季節の降霜の湿原、積雪の湿原も趣があり良いです。今年の湿原の案内はこの記事が最後と思われます(この記事を書いている今日(12月5日)は朝から冷たい雨、みぞれ、雪がめまぐるしく変わる天気となっています。)。

 

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